薬物の所持・使用については、当該国の法律・政令に従ってください。

目次
今週のサイケデリック記事(2026年6月22日週)
概況
米国では、連邦レベルで「アクセス拡大の準備」と「取り締まり強化」が同時進行する一方、州レベルではイボガインやシロシビンに関する法案・予算が前進。司法では「薬物使用者の一律な銃所持禁止」を狭く解釈する最高裁判断が出ました。研究・ビジネス面では、LSD(DT120)のうつ病を対象にしたフェーズ3試験で良好なトップライン結果が発表され、開発・市場の節目となる動きが見られました。
研究・臨床試験
- LSD候補DT120(Definium Therapeutics)が大うつ病性障害(MDD)を対象にしたフェーズ3試験でポジティブなトップライン結果を発表。LSDとして初のフェーズ3データであり、同社にとっても初のフェーズ3成果とされています。参照元
規制・政策
- 州動向(6/22週のまとめ)
- ノースカロライナ州:MDMA・シロシビン・イボガイン研究のための540万ドル規模の法案を巡り連合体が推進。参照元
- ニューハンプシャー州:イボガインの臨床利用法案が承認間近。シロシビン改革は停滞。参照元
- イリノイ州:シロシビン合法化の検討と並行して、退役軍人の自殺予防プログラムを新設する動き。参照元
- 連邦動向(6/16週のブリーフィング)
- 国防総省に対し、下院軍事委員会が兵士向けのシロシビン活用経路の検討を指示。退役軍人省(VA)はMDMA承認に備え準備を進める一方、DEAはケタミン類似物質を法執行機関での52件の遭遇を根拠に緊急指定。3年前のリスケジュール請願は停滞。VA長官Doug Collinsはイボガインの調達計画・予算がないと認めるなど、アクセス拡大と刑事規制が並走し、制度が断片化している状況。参照元
- 司法(最高裁)
- United States v. Hemani判決で、連邦最高裁は「違法薬物使用者」であることのみを理由に銃所持を一律禁止・起訴することは第二修正に反すると判断。なお、今回の判断は範囲が限定的で、依存や酩酊状態、個別の危険性に基づくケースには及ばないとされています。MAPSはこの判決に関する声明を公表。参照元
企業・ビジネス
- Definium Therapeutics:LSD(DT120)フェーズ3のポジティブ結果を発表。LSD領域で初のフェーズ3データであり、同社にとっても節目となる発表。参照元
市場・エコシステム動向
- 臨床・実務の整備:セラピストや臨床家向けの専門メディアが、グループプロトコルと実務に焦点を当てた特集号(The Psychedelic Practitioner Issue 5)を公開。現場の運用モデルに関心が高まっています。参照元

