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今週のサイケデリック記事
概況
米国の規制・政策面で動きが相次ぎました。連邦レベルではDEAが5種のトリプタミン系物質のスケジュールI指定を再び試み、FDAはサイケデリクスの今後の活用に関する公開ヒアリングを実施。州レベルではオレゴン州がシロシビン関連の手数料引き上げ策を見直したとの報も。ビジネス面では、Q2 2026の連邦ロビー活動費が過去最高水準に。文化・社会面ではPCP(エンジェルダスト)をめぐる実像に迫る寄稿が話題となりました。
規制・政策
- DEA、5種のトリプタミンをスケジュールIへ再指定提案
- 対象は4-OH-DiPT、5-MeO-AMT、5-MeO-MiPT、5-MeO-DET、DiPT。DEAは同様の措置を2022年にいったん撤回しており、今回が2度目の試み。MAPSは、スケジュールI指定は研究を阻害し、個人使用を刑事問題化させるとして反対の声明を公表。DEAの記録からはそのいずれを正当化するほどの公衆被害が示されていないと指摘。以前にDOIやDOCの指定も進んだ流れを踏まえ、研究可能性の確保を求めています。参照元
- FDA、公聴会を開催し運用論点を整理
- FDAはサイケデリクスの将来的活用に関する公聴会を開催。約200件の応募から無作為抽出された登壇者に2分ずつ発言機会が与えられ、NIH、SAMHSA、退役軍人医療などの関係者を含むパネルが約4時間で80名近くの意見を聴取。訓練・資格、患者安全、アクセス、データ標準化などが主要テーマで、発言の多くは前向きな内容だったと報告されています。ジョンズ・ホプキンス大学のEddie Jacobs氏は、最初の承認は遠くない可能性に言及し、初期の運用設計が長く影響するとの見方を示しました。参照元
- オレゴン州、シロシビンの手数料引き上げ策を見直し
- 州のシロシビン制度に関する手数料の引き上げ計画が「後退(backpedal)」したとする速報的な伝え方。詳細は限られるものの、州レベルの制度設計が引き続き調整段階にあることを示す動きです。参照元
ビジネス・企業・資金調達
- 連邦ロビー活動費がQ2 2026で過去最高水準に
- サイケデリクス関連の開発企業や非営利団体による連邦レベルでのロビー活動費が、2026年第2四半期に過去最高に到達。総額は約35万ドル弱とされ、引き続き比較的控えめとしつつも、業界の政策関与が強まっている兆候として整理されています。参照元
研究・社会・文化
- PCP(フェンサイクリジン)をめぐる実像に迫る証言集
- ケタミンの「化学的いとこ」とされるPCPについて、長年の偏見や逸話に基づくイメージから、ユーザーとの往復書簡や文献を通じてサブカルチャーの内実を掘り下げた寄稿。筆者は2021年にVICEで共著した背景も紹介し、PCPをめぐる語りの多層性を示しています。参照元

