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物質辞典

Δ10-THCとは

公開 2026.10.17更新 2026.10.21コメント受付中
Δ10-THC の構造式

記事本文

最終更新:2026-10-17

法規制確認:2026-10-16(出典:厚生労働省「統制物質一覧」(令和6年12月12日現在)、e-Gov 法令検索「大麻草の栽培の規制に関する法律」(昭和23年法律第124号)、e-Gov 法令検索「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(昭和35年法律第145号))

ページ Version:1.6

著者:KATO, Kyoji(Routeflags Co., Ltd.)

ORCID:0009-0007-5131-0374

所属:Routeflags Co., Ltd.

ライセンス:CC-BY-4.0

利益相反:本ページの発行者はカンナビノイド製品を販売する EC 事業を運営している。この商業的関係は情報選択に影響を及ぼす可能性がある。本ページは商品販売を目的とせず、科学的参照資源として作成されている。医療助言、商品の効能保証、購入推奨、自己判断の助長を行うものではない。

本ページが扱う Δ10-THC について:当店は Δ10-THC を含有する製品を販売していない。取り扱いを予定する場合は、その時点で本項を更新する。

Δ10-THC(デルタ10-テトラヒドロカンナビノール)は、Δ9-THC の二重結合の位置だけが異なる異性体である。分子式は C21H30O2、分子量は 314.5 で、Δ9-THC と同じである。側鎖はペンチル基(炭素数 5)のままで、THC と変わらないとされる。

Δ10-THC の特徴は、研究が少ない点である。 PubMed の照会では、カンナビノイドとしての Δ10-THC に関する文献は 10 件に満たない。確認できた報告は、分析法の開発、毒性の整理、毛髪検体からの検出に関するものである。

作用機序の検討は、本ページの調査では未確認。 受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト介入試験のいずれも、Δ10-THC を対象としたものは未確認。

日本では、Δ10-THC は麻薬として統制物質一覧に掲載されている。 厚生労働省の統制物質一覧(令和6年12月12日現在)には、Δ10 THC が N(Narcotic、麻薬)として掲載されている。研究が少ないことは、規制の対象外であることを意味しない。

このページでは、次の点を確認できる。

  • Δ9-THC との構造上の関係
  • 確認できた報告と未確認の事項
  • 麻薬としての法的位置づけ
  • 自社調査のデータ公開範囲と、その読み方の限界

目次

  1. 導入
  2. 成分名・基本情報
  3. 概要
  4. 化学的アイデンティティ
  5. 化学的基本情報
  6. 異性体・類縁体
  7. 天然存在
  8. 市場流通物との違い
  9. 生成・由来
  10. 生合成
  11. 半合成・合成
  12. 発見・研究史
  13. 分析・同定
  14. 作用機序
  15. 受容体・酵素
  16. エビデンスレベル
  17. 研究状況
  18. 研究されている領域
  19. ヒト研究
  20. データの限界
  21. 安全性
  22. 毒性
  23. 薬物相互作用
  24. 特に注意が必要な対象
  25. 他のカンナビノイドとの違い
  26. 法的位置づけ
  27. 日本
  28. 規制の経緯
  29. 海外
  30. 市場・社会動向
  31. 独自調査
  32. 調査方法
  33. データセット
  34. 検索動向
  35. SNS動向
  36. COA
  37. この記録について
  38. 更新条件
  39. 文献方法ノート
  40. エビデンスグリッド
  41. 変更ログ
  42. 引用方法
  43. FAQ
  44. Δ10-THCとは何ですか
  45. Δ10-THCはどんな作用がありますか
  46. Δ10-THCは日本で規制されていますか
  47. Δ10-THCの検索動向はどうなっていますか
  48. Δ10-THCは安全ですか
  49. Δ2-THCとΔ10-THCは同じですか
  50. Δ10-THCの化学構造は分かっていますか
  51. 画像の帰属
  52. 共有
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Δ10-THC の構造式
Δ10-THC の構造式(Vortioxetine、CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

成分名・基本情報

項目内容出典
一般名デルタ10-テトラヒドロカンナビノール厚生労働省「統制物質一覧」(令和6年12月12日現在)
英語名delta-10-tetrahydrocannabinolPubChem CID 162625088(取得日 2026-10-16)
略称Δ10-THC、delta10-THC、Δ10同上
分子式C21H30O2同上
分子量314.5 g/mol同上
CAS RN7663-51-6同上
PubChem CID162625088同上
InChIKeyYLTWYAXWDLZZCU-FBMWCMRBSA-N同上
IUPAC 名(6aR)-6,6,9-trimethyl-3-pentyl-6a,7,8,9-tetrahydrobenzo[c]chromen-1-ol同上
物質分類THC の異性体一次文献
天然存在本ページの調査では未確認照会(取得日 2026-10-16)
初報告本ページの調査では初出の文献を未確認同上

PubChem の登録名は Vhq3W73P66 である。 別名として delta10-THC、UNII-VHQ3W73P66、7663-51-6、.DELTA.10-THC が登録されている。

旧命名との対応に注意する。 データセットの調査記録によれば、モノテルペン式の Δ2-THC は、現行のジベンゾピラン式では Δ10-THC に当たる。Δ2 表記は旧命名であり、Δ10-THC と同じ物質を指す。

概要

Δ10-THC を理解するうえで押さえるべきは、異性体でありながら研究が少ないという点である。

構造は、Δ9-THC との異性体関係にある。 分子式と分子量は同じ C21H30O2、314.5 である。二重結合の位置が異なる。

作用は、未確認。 受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト介入試験のいずれも、Δ10-THC を対象としたものは未確認。

確認できているのは、分析と毒性に関する報告である。

  • 分析法の開発。 Δ9-THC、Δ8-THC、Δ10-THC、CBD を毛髪検体から検出する LC-MS/MS 法が報告されている(PMID 40828892)
  • 定量法の開発。 合成由来の THC、THCP、HHC の異性体を定量する HPLC-UV 法に含まれる(PMID 42748050)
  • 毒性の整理。 Δ8、Δ9、Δ10 の毒性と健康影響がレビューで整理されている(PMID 41584105)

これらはいずれも、Δ10-THC の作用を測定した報告ではない。 分析法の開発は検出の手段であり、毒性の整理はレビューによるものである。

規制上の扱いは、研究の多少と無関係である。 Δ10-THC は麻薬として統制物質一覧に掲載されている。研究が少ないことは、規制の対象外であることを意味しない。

日本では麻薬であり、当店は取り扱っていない。

化学的アイデンティティ

化学的基本情報

Δ10-THC は、Δ9-THC の二重結合の位置が異なる異性体である。

項目Δ9-THCΔ10-THC
二重結合の位置8,10a 位の間別位置(Δ10)
3位の側鎖ペンチル(C5)ペンチル(C5)とされる
分子式C21H30O2C21H30O2。同じ
分子量314.5314.5。同じ
CAS RN1972-08-37663-51-6。異なる

CAS RN が異なることは、別の物質として登録されていることを示す。 分子式が同じでも、構造が異なれば別の物質である。

二重結合の正確な位置は、本ページでは一次資料で確認していない。 Δ10 という名称は、二重結合の位置を示すが、その位置の構造上の定義は、原典で確認する必要がある。

logP や溶解度は、本ページの調査では一次資料から確認できた値がないため記載しない。

異性体・類縁体

THC の異性体は、二重結合の位置で区別される。

物質規制上の扱い(日本)
Δ9-THC麻薬(統制物質一覧)
Δ8-THC麻薬(統制物質一覧)
Δ7-THC麻薬(統制物質一覧)
Δ10-THC麻薬(統制物質一覧)
Δ6a(10a)-THC麻薬(統制物質一覧)
Δ6a(7)-THC麻薬(統制物質一覧)
Δ9(11)-THC麻薬(統制物質一覧)

いずれも麻薬として統制物質一覧に掲載されている。 二重結合の位置が異なっても、規制上の扱いは同じである。

Δ2-THC との関係。 モノテルペン式の Δ2-THC は、現行のジベンゾピラン式では Δ10-THC に当たると、データセットの調査記録は述べている。旧命名と現行命名の対応であり、別の物質ではない。

天然存在

Δ10-THC が天然に存在するかどうかは、本ページの調査では未確認。

市場流通物との違い

Δ10-THC を含有する製品は、本ページの調査では未確認。

店舗の商品一覧(84 件)に、Δ10-THC を含む商品はなかった。

Δ10-THC は日本では麻薬であり、含有する製品の所持・販売は制度上認められない。

生成・由来

生合成

Δ10-THC に当たる生合成経路は、本ページの調査では未確認。

半合成・合成

Δ10-THC の合成経路は、本ページの調査では未確認。

発見・研究史

本ページでは、Δ10-THC の初出の文献を確認していない。

近年の報告は、分析法の開発に集中している。 2026 年には、毛髪検体からの検出法、ベイピング製品中の定量法、毒性の整理が報告されている。

分析・同定

Δ10-THC の分析は、他の THC 異性体との分離を前提に設計する必要がある。

論点内容
主な手法液体クロマトグラフィーと質量分析、または紫外吸収検出の組み合わせ(LC-MS/MS、HPLC-UV)
分離が必要な対象Δ10 体と Δ8 体と Δ9 体。THCP、HHC の異性体。CBD
定量の前提異性体の分離が不十分な場合、合計値しか得られない
参照標準本ページでは供給状況を確認していない
生体試料毛髪検体からの検出法が報告されている(PMID 40828892)

毛髪検体からの検出法がある。 Δ9-THC、Δ8-THC、Δ10-THC、CBD を環境曝露の毛髪検体から検出する LC-MS/MS 法が報告されている(PMID 40828892)。環境曝露の検出であり、使用の証明ではない。

作用機序

受容体・酵素

Δ10-THC の受容体結合データは、本ページの調査では未確認。

対象確認できた事項出典
受容体結合(Ki)本ページでは未確認照会(取得日 2026-10-16)
機能活性(EC50)本ページでは未確認同上
代謝本ページでは未確認同上
毒性の整理Δ8、Δ9、Δ10 の毒性と健康影響がレビューで整理されているPMID 41584105

毒性の整理は、レビューによるものである。 個別の測定値を確認したものではない。

エビデンスレベル

L1〜L4 は本ページ独自の区分である。 外部の標準尺度ではなく、出典の種類を読者に示すために設けた。おおよその対応は次のとおり。

レベル本ページでの意味例
L1ヒト介入研究無作為化比較試験、対照試験
L2ヒト観察研究症例報告、疫学調査、横断調査
L3動物研究マウス、ラットでの行動・生理
L4in vitro / in silico受容体結合、細胞、酵素、計算

区分は報告の種類を示すもので、結果の確からしさや効果の大きさを示すものではない。

  • 分析法の開発(L4):毛髪検体からの検出法、ベイピング製品中の定量法が報告されている。検出の手段であり、作用の測定ではない。
  • 毒性の整理(L2/L4):Δ8、Δ9、Δ10 の毒性と健康影響がレビューで整理されている。レビューによるものであり、個別の測定値ではない。
  • ヒト介入研究(該当なし):Δ10-THC 単独投与の介入試験は、本ページの調査では未確認。

研究状況

研究されている領域

Δ10-THC の研究は、分析法の開発に集中している。

  • 検出法の開発:毛髪検体からの LC-MS/MS 法(PMID 40828892)
  • 定量法の開発:ベイピング製品中の HPLC-UV 法(PMID 42748050)
  • 毒性の整理:Δ8、Δ9、Δ10 のレビュー(PMID 41584105)

作用機序の検討は、本ページの調査では未確認。

ヒト研究

Δ10-THC を対象としたヒト研究は、本ページの調査では未確認。

ClinicalTrials.gov を delta-10-tetrahydrocannabinol で照会した結果は 0 件である(確認日 2026-10-16)。

データの限界

  • 文献が少ない。 PubMed の照会では 10 件に満たない
  • 作用のデータがない。 受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト介入試験のいずれも未確認
  • 個別の数値を確認していない。 毒性の整理はレビューによるものである
  • 自社調査のデータがない。 データセットに Δ10-THC の観測は存在しない

本ページは体系的レビューではない。 確認できた範囲を記録したものであり、Δ10-THC の研究全体を網羅するものではない。

安全性

毒性

Δ10-THC を対象とした反復投与試験や遺伝毒性試験は、本ページの調査では未確認。

毒性の整理は、レビューによるものである。 Δ8、Δ9、Δ10 の毒性と健康影響が整理されているが(PMID 41584105)、本ページでは個別の測定値を確認していない。

「報告が少ない」と「安全である」は別の主張である。 報告の多少と、安全性の評価は別の測定である。

本ページは、Δ10-THC の安全性を評価しない。

薬物相互作用

Δ10-THC について確認された薬物相互作用は、本ページの調査では未確認。

特に注意が必要な対象

Δ10-THC に固有の注意事項を示したデータは、本ページの調査では未確認。

Δ10-THC は日本では麻薬であり、医療等の用途以外の使用は禁止されている。 注意事項の検討よりも、法令上の位置づけが優先する。

他のカンナビノイドとの違い

Δ10-THC の位置づけは、Δ9-THC との差として整理される。

物質Δ9-THC との関係規制上の扱い(日本)
Δ9-THC基準麻薬
Δ8-THC二重結合の位置が異なる異性体麻薬
Δ7-THC二重結合の位置が異なる異性体(不活性とされる)麻薬
Δ10-THC二重結合の位置が異なる異性体麻薬

異性体であることは、作用が同じであることを意味しない。 ただし、Δ10-THC の作用は未確認ため、比較することもできない。

法的位置づけ

日本

確認日:2026-10-16

Δ10-THC は麻薬である。

厚生労働省の統制物質一覧(令和6年12月12日現在)には、Δ10 THC が N(Narcotic、麻薬)として掲載されている。

同じ一覧には、次の物質も麻薬として掲載されている。

物質区分
Δ9 THCN(麻薬)
Δ8 THCN(麻薬)
Δ7 THCN(麻薬)
Δ10 THCN(麻薬)
Δ6a(10a) THCN(麻薬)
Δ6a(7) THCN(麻薬)
Δ9(11) THCN(麻薬)

THC の異性体は、いずれも麻薬として扱われる。 研究の多少にかかわらず、規制上の扱いは同じである。

罰則

麻薬に該当する場合の罰則は、麻薬及び向精神薬取締法による。本ページでは、条文の逐条確認を行っていない。 最新の内容は e-Gov の現行条文で確認する必要がある。

一次資料

規制の経緯

日付区分出来事出典
2024-12-12確認統制物質一覧(令和6年12月12日現在)に Δ10 THC が麻薬として掲載されている厚生労働省

Δ10-THC の個別の指定経緯は、本ページの調査では確認していない。 統制物質一覧への掲載を確認したものであり、指定の省令番号は特定していない。

海外

国際条約上の扱いは、本ページでは一次資料で確認していない。

米国の連邦法上の位置づけは、本ページでは一次資料で確認していない。 米国では、ヘンプ由来の Δ10-THC 製品が流通していると、査読論文は述べている(PMID 41584105)。

海外で流通していることは、日本の合法性を示すものではない。 Δ10-THC は日本では麻薬であり、海外の規制状況を日本の扱いと同一視しない。

市場・社会動向

Δ10-THC を含有する製品は、本ページの調査では未確認。

店舗の商品一覧(84 件)に、Δ10-THC を含む商品はなかった。

市場で生じている論点

  • 研究の少なさ。 作用機序の検討が未確認
  • ヘンプ由来製品の広がり。 米国では、ヘンプ由来の Δ10-THC 製品が流通しているとされる
  • 表示の不確かさ。 ラベルの名称は、含有成分の同定結果ではない

観測と推論は区別する。市場の拡大や縮小を、本ページのデータから因果として述べることはできない。

独自調査

本セクションのデータは自社調査であり、第三者研究ではない。査読を受けていない一次データである。検索指数は、使用者数、販売量、市場規模を直接示すものではない。

Δ10-THC については、データセットに観測が存在しない。 監査サマリーには Δ10-THC が含まれず、trend_observations.csv にも Δ10-THC の行はない。したがって本節では、数値を掲載しない。

本節の主張には、観測と解釈を区別するため次のラベルを付す。

ラベル意味本節での対象
OBSERVED測定・観測された事実データセットの記録範囲
DERIVEDデータセットが記録した集計値該当なし
INTERPRETATION観測からの解釈該当なし
HYPOTHESIS未検証の仮説該当なし

調査方法

研究質問:日本国内における Δ10-THC の Google 検索関心は、どのように推移したか。

データセットに Δ10-THC の観測が存在しないため、本ページはこの質問に答えない。 検索動向の数値は掲載しない。

項目内容
データソース該当なし(データセットに Δ10-THC の観測がない)
検索クエリ該当なし
取得期間該当なし
集計に用いた run該当なし

観測がないことは、関心がないことを意味しない。 データセットの収集対象に含まれていないだけである。

データセット

項目内容
名称Japan Cannabinoid Platform Trends Dataset 2026: Google Trends and YouTube Evidence from Japan
Version1.13.2
公開日2026-10-15
著者KATO, Kyoji
ライセンスCC-BY-4.0
DOI10.5281/zenodo.23390594
URLhttps://doi.org/10.5281/zenodo.23390594

本ページは、このデータセットから Δ10-THC の数値を引用していない。 データセットに Δ10-THC の観測が存在しないためである。

検索動向

データセットに Δ10-THC の観測が存在しないため、本ページは検索動向の数値を掲載しない。

監査サマリーに収録された 14 物質に Δ10-THC は含まれない。trend_observations.csv と platform_coverage.csv にも含まれない。

観測がないことは、関心がないことを意味しない。 データセットの収集対象に含まれていないだけであり、検索関心の有無を示すものではない。

SNS動向

データセットに Δ10-THC の観測が存在しないため、本ページは SNS の件数を掲載しない。

プラットフォーム:X 状態:公開対象外

データセットの公開スコープに X は含まれていない。本ページは、X の観測値を掲載しない。

SNS の件数は、物質の需要、危険性、社会的関心を直接示すものではない。件数の多さを危険性の指標として使わない。

COA

COA(Certificate of Analysis)は、製品に含まれる成分を分析した証明書である。本ページで書いてよいのは、COA の一般的な読み方と限界である。

Δ10-THC を含有する製品は、本ページの調査では未確認。 COA の読み方のうち、Δ10-THC に固有の項目はない。

COA を読むときに区別すべきこと

  • 原料 COA は、販売製品ごとの検査結果ではない
  • サプライヤーによる分析は、当店自身による分析ではない
  • 商品の設計意図は、医学的効果ではない
  • 分析結果の数値は、製品の純度や安全性を保証するものではない

この記録について

更新条件

以下が判明した場合は本ページを見直す。

  • Δ10-THC の受容体結合親和性(Ki)または機能活性(EC50)の報告
  • Δ10-THC の自社調査データの収集(Google Trends、YouTube)
  • ヒトでの薬物動態の新規報告
  • 個別の臨床試験の結果(対象、介入、評価項目)
  • 反復投与や長期投与の動物試験、遺伝毒性試験の報告
  • 麻薬としての指定経緯(省令番号、施行日)
  • 指定薬物の追加指定、削除、指定内容の変更(省令・官報)
  • 規制当局による Δ10-THC の安全性評価の公表
  • 自社調査データの更新。とくに引用したデータセット DOI の到達性とバージョンの確認
  • 四半期ごとの規制と主要 DOI のスポットチェック(引用した全識別子を対象とする)
  • 12 ヶ月ごとの定期確認(最終確認日を更新する)

更新責任:Routeflags 編集(記事最終更新日に準拠)。変更ログは本ページの変更ログ表で管理する。版番号は、本文の実質(主張・数値・出典・規制記述)が変わったときに上げる。誤字脱字のみの修正では上げない。

文献方法ノート

本ページは体系的レビューではなく、参照ページである。

項目内容
対象データベースPubChem、PubMed、ClinicalTrials.gov、e-Gov 法令検索、厚生労働省
対象期間制限なし(公表年を問わず、一次資料を優先)
主要検索語Δ10-THC、delta-10-tetrahydrocannabinol、デルタ10、delta10-THC、指定薬物、麻薬
採否基準査読論文は DOI または PMID で到達できるもの。公的資料は文書番号または省令番号を持つもの。略語が一致しただけの文献は採用しない
最終検索日2026-10-16
取得日の記録データベース照会と臨床試験登録は取得日(2026-10-16)を付す

情報源の系統は、化学情報を PubChem、薬理と分析を PubMed 系の査読論文、日本規制を厚生労働省と e-Gov とした。網羅的な検索式や PRISMA 手順は用いていない。

規制の記述では、確認できた事項と未確認の事項を分けた。 統制物質一覧への掲載は、厚生労働省の PDF で確認した。麻薬としての指定経緯(省令番号、施行日)は、未確認である旨を本文に明記している。

エビデンスグリッド

「引用しやすさ」は、識別子(DOI・PMID・省令番号)で到達でき、数値の条件が本文に書かれている度合いを指す。高は本文から直接引用できる水準、中は条件の確認や原典の参照が要る水準である。

領域主なレベル引用しやすさ
化学的同一性データベース登録(PubChem)高(CID、分子式、分子量、CAS RN、InChIKey を照会済み)
分析法の開発L4(分析化学)中(検出法と定量法。作用の測定ではない)
毒性の整理L2/L4(レビュー)中(レビューによるもの。個別の数値は未照合)
受容体薬理該当なし該当なし(本ページでは未確認)
ヒト介入研究該当なし該当なし(登録も報告もない)
薬物相互作用該当なし該当なし(データなし)
日本規制一次法規制資料高(統制物質一覧への掲載を確認。指定経緯は未確認)
自社調査(検索動向)該当なし該当なし(データセットに観測がない)

変更ログ

Version日付変更点理由
1.62026-10-20FAQ の回答を本文の言い換えに修正(逐語重複の解消)段落の重複レビュー P1 への対応(指摘: sites/thch-vape/issues/20261020_duplicate_review_substance-pages.md)
1.52026-10-20冒頭の「商品への導線を置かない」断定を削除冗長表現の整理(利益相反の明示と重複するため。指摘: documents/plan/20261020.md)
1.42026-10-17公開本文に残っていた内部ファイル名(監査サマリーのパス・内部キー名)を、監査サマリーの呼び方に置き換えC7 公開本文の衛生
1.32026-10-17サムネイル指定(Δ10-THC の構造式)を可視メタに追記し、画像の帰属節を追記。公開 HTML へのサムネイル行の描画は md-html 側で除外するサムネイルの指定と帰属表示を原稿で管理するため
1.22026-10-17公開本文の探索範囲内の未確認表現を「未確認」に統一。出典リスト・対比表現(確認できたことと未確認のこと)・該当なしの記述も同じ語にそろえたDDD の用語整理とバリデーションスキルの C32 表現との整合
1.12026-10-16引用可能な範囲の表から「医療助言としての二次利用」の行を削除し、表の外に推奨文を記載ライセンス条件と利用時の注意の整理
1.02026-10-16初稿。Δ9-THC との異性体関係を軸に構成。分析法の開発と毒性の整理を 2026 年の報告で確認。日本規制は麻薬としての統制物質一覧への掲載を確認。自社調査のデータセットに観測がないため、検索動向の数値は掲載しない方針を明記新規作成

引用時はこの Version と最終確認日(2026-10-17)を併記する。

引用方法

推奨引用形式:

KATO, Kyoji (ORCID: 0009-0007-5131-0374) (2026). 「Δ10-THCとは」. リキッド通販ショップ 物質辞典 [Report]. Routeflags Co., Ltd.
https://www.thch-vape.shop/guide/substance/delta-10-thc
(最終更新: 2026-10-17 / Version 1.4 / ライセンス: CC-BY-4.0 / DOI: 未発行)

引用可能な範囲

対象引用の条件
本文(化学的整理、法的位置づけの整理)CC-BY-4.0。科学的・規制情報の出典整理として引用可
当社が公開するデータセットに記録された集計値該当なし(本ページは自社調査の数値を掲載していない)
Google Trends から取得した指数そのもの提供元の条件による。本ページのライセンスは及ばない
引用した論文・公的資料それぞれの著作物の条件による

本ページは医療助言を目的として作成されたものではない。二次利用に際しても、科学的知見の限界を踏まえ、医療上の効果や安全性を保証する情報として扱わないことを推奨する。

引用の際の注意:本ページは Δ10-THC の有効性や安全性を評価していない。分析法の開発を、作用の確認として引用しないこと。

DOI 登録を予定する場合の注意:DOI を発行するには、上記 URL が本 Version 相当の本文を公開しており、利益相反、ライセンス、変更ログが揃っていることが前提である。公開状態が整う前に DOI を本文へ書かない。

FAQ

Δ10-THCとは何ですか

Δ9-THC の二重結合の位置だけが異なる異性体です。分子式は C21H30O2、分子量は 314.5 で、Δ9-THC と同じです。側鎖はペンチル基(炭素数 5)のままとされます。作用機序の検討は未確認です。日本では麻薬です。

Δ10-THCはどんな作用がありますか

未確認です。受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト研究のいずれも、Δ10-THC を対象としたものは本ページの調査では未確認です。確認できているのは、分析法の開発と毒性の整理に関する報告です。これらは検出の手段とレビューによる整理であり、作用の測定ではありません。

Δ10-THCは日本で規制されていますか

はい。麻薬です。Δ10 THC の掲載は、厚生労働省の統制物質一覧(令和6年12月12日現在)で確認できます。区分は N(麻薬)です。Δ9-THC、Δ8-THC、Δ7-THC、その他の THC 異性体も、いずれも麻薬として掲載されています。規制上の扱いは、研究の多少によって変わりません。医療等の用途以外の使用は禁止されています。

Δ10-THCの検索動向はどうなっていますか

本ページでは掲載していません。自社調査のデータセットには、Δ10-THC の観測がありません。観測の欠如は、関心がないことを示すものではありません。データセットの収集対象に入っていないことによるものです。

Δ10-THCは安全ですか

反復投与試験や遺伝毒性試験について、Δ10-THC を対象とした報告は未確認です。毒性の整理はレビューによるものであり、個別の測定値は確認していません。「報告が少ない」と「安全である」は別の主張です。Δ10-THC は日本では麻薬であり、医療等の用途以外の使用は禁止されています。

Δ2-THCとΔ10-THCは同じですか

同じ物質を指します。Δ2-THC はモノテルペン式(旧命名)であり、現行のジベンゾピラン式では Δ10-THC に当たります。命名の体系が新旧で異なるだけで、物質としては同一です。名称だけでは区別できないため、InChIKey などの識別子で確認する必要があります。

Δ10-THCの化学構造は分かっていますか

分子式は C21H30O2、分子量は 314.5 で、PubChem に登録されています(CID 162625088、CAS RN 7663-51-6)。ただし、二重結合の正確な位置は本ページでは一次資料で確認していません。構造の詳細は、原典で確認する必要があります。

画像の帰属

本ページで使用する画像の出所とライセンスをまとめる。記事本文のライセンス範囲は「この記録について > 引用方法」を参照。

画像作者出所ライセンス変更
Δ10-THC の構造式VortioxetineWikimedia Commons File:Delta-10-THC_Structure.svgCC BY-SA 4.0変更なし

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