記事本文
薬物の所持・使用については、当該国の法律・政令に従ってください。
最終更新:2026-10-17
法規制確認:2026-10-16(出典:厚生労働省「統制物質一覧」(令和6年12月12日現在)、e-Gov 法令検索「大麻草の栽培の規制に関する法律」(昭和23年法律第124号)、e-Gov 法令検索「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(昭和35年法律第145号))
ページ Version:1.5
著者:KATO, Kyoji(Routeflags Co., Ltd.)
ORCID:0009-0007-5131-0374
所属:Routeflags Co., Ltd.
ライセンス:CC-BY-4.0
利益相反:本ページの発行者はカンナビノイド製品を販売する EC 事業を運営している。この商業的関係は情報選択に影響を及ぼす可能性がある。本ページは商品販売を目的とせず、科学的参照資源として作成されている。医療助言、商品の効能保証、購入推奨、自己判断の助長を行うものではない。
本ページが扱う Δ6a(10a)-THC について:当店は Δ6a(10a)-THC を含有する製品を販売していない。取り扱いを予定する場合は、その時点で本項を更新する。
Δ6a(10a)-THC(デルタ6a10a-テトラヒドロカンナビノール)は、Δ9-THC の二重結合の位置だけが異なる異性体である。分子式は C21H30O2、分子量は 314.5 で、Δ9-THC と同じである。側鎖はペンチル基(炭素数 5)のままで、THC と変わらないとされる。
Δ6a(10a)-THC の特徴は、非天然型の異性体として扱われる点である。 EVALI(電子タバコ関連肺障害)のベイピング製品の分析では、一連の非天然型 THC 異性体が同定され、そのなかに Δ6a(10a)-THC が含まれる(Ciolino et al. 2021)。
作用機序の検討は、本ページの調査では未確認。 受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト介入試験のいずれも、Δ6a(10a)-THC を対象としたものは未確認。
日本では、Δ6a(10a)-THC は麻薬として統制物質一覧に掲載されている。 厚生労働省の統制物質一覧(令和6年12月12日現在)には、Δ6a(10a) THC が N(Narcotic、麻薬)として掲載されている。
このページでは、次の点を確認できる。
- Δ9-THC との構造上の関係
- 確認できた報告と未確認の事項
- 麻薬としての法的位置づけ
- 自社調査のデータ公開範囲と、その読み方の限界
目次
- 導入
- 成分名・基本情報
- 概要
- 化学的アイデンティティ
- 化学的基本情報
- 異性体・類縁体
- 天然存在
- 市場流通物との違い
- 生成・由来
- 生合成
- 半合成・合成
- 発見・研究史
- 分析・同定
- 作用機序
- 受容体・酵素
- エビデンスレベル
- 研究状況
- 研究されている領域
- ヒト研究
- データの限界
- 安全性
- 毒性
- 薬物相互作用
- 特に注意が必要な対象
- 他のカンナビノイドとの違い
- 法的位置づけ
- 日本
- 規制の経緯
- 海外
- 市場・社会動向
- 独自調査
- 調査方法
- データセット
- 検索動向
- SNS動向
- COA
- この記録について
- 更新条件
- 文献方法ノート
- エビデンスグリッド
- 変更ログ
- 引用方法
- FAQ
- Δ6a(10a)-THCとは何ですか
- Δ6a(10a)-THCはどんな作用がありますか
- Δ6a(10a)-THCは日本で規制されていますか
- Δ6a(10a)-THCの検索動向はどうなっていますか
- Δ6a(10a)-THCは安全ですか
- Δ3-THCとΔ6a(10a)-THCは同じですか
- Δ6-THCとΔ6a(10a)-THCは同じですか
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- コメント
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成分名・基本情報
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 一般名 | デルタ6a10a-テトラヒドロカンナビノール | 厚生労働省「統制物質一覧」(令和6年12月12日現在) |
| 英語名 | delta-6a(10a)-tetrahydrocannabinol | PubChem CID 9861658(取得日 2026-10-16) |
| 略称 | Δ6a(10a)-THC、delta6a(10a)-THC、Δ3-THC(旧命名) | 同上 |
| 分子式 | C21H30O2 | 同上 |
| 分子量 | 314.5 g/mol | 同上 |
| CAS RN | 7663-50-5 | 同上 |
| PubChem CID | 9861658 | 同上 |
| InChIKey | NEBZNJDFIPBXCS-UHFFFAOYSA-N | 同上 |
| IUPAC 名 | 6,6,9-trimethyl-3-pentyl-7,8,9,10-tetrahydrobenzo[c]chromen-1-ol | 同上 |
| 物質分類 | THC の異性体 | 一次文献(Ciolino et al. 2021) |
| 天然存在 | 本ページの調査では未確認 | 照会(取得日 2026-10-16) |
| 初報告 | 本ページの調査では初出の文献を未確認 | 同上 |
PubChem の登録名は delta3-Tetrahydrocannabinol である。 別名として delta6a(10a)-THC、Delta6a,10a-Tetrahydrocannabinol が登録されている。
旧命名との対応に注意する。 データセットの調査記録によれば、モノテルペン式の Δ3-THC は、現行のジベンゾピラン式では Δ6a(10a)-THC に当たる。Δ3 表記は旧命名であり、Δ6a(10a)-THC と同じ物質を指す。
Δ6-THC との混同に注意する。 delta-6-THC は Δ8-THC の旧命名であり、Δ6a(10a)-THC とは別の物質である。括弧の有無で区別する。
概要
Δ6a(10a)-THC を理解するうえで押さえるべきは、非天然型の異性体として扱われるという点である。
構造は、Δ9-THC との異性体関係にある。 分子式と分子量は同じ C21H30O2、314.5 である。二重結合の位置が異なる。
確認できているのは、分析と微生物変換に関する報告である。
- EVALI 製品の分析。 ベイピング製品から、一連の非天然型 THC 異性体が GC-MS で同定され、そのなかに Δ6a(10a)-THC が含まれる(Ciolino et al. 2021)
- 微生物変換。 358 の培養株を用いたスクリーニングで、約 18% の培養株が Δ6a(10a)-THC を変換した(PMID 406841)
- 単離と構造決定。 カンナビトリオールとともに、Δ6a(10a)-THC の誘導体が単離・構造決定された報告がある(PMID 895385)
これらはいずれも、Δ6a(10a)-THC の作用を測定した報告ではない。 分析法の開発は検出の手段であり、微生物変換は代謝の検討である。
作用機序の検討は未確認。 受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト介入試験のいずれも、Δ6a(10a)-THC を対象としたものは未確認。
規制上の扱いは、研究の多少と無関係である。 Δ6a(10a)-THC は麻薬として統制物質一覧に掲載されている。
日本では麻薬であり、当店は取り扱っていない。
化学的アイデンティティ
化学的基本情報
Δ6a(10a)-THC は、Δ9-THC の二重結合の位置が異なる異性体である。
| 項目 | Δ9-THC | Δ6a(10a)-THC |
|---|---|---|
| 二重結合の位置 | 8,10a 位の間 | 別位置(6a,10a) |
| 3位の側鎖 | ペンチル(C5) | ペンチル(C5)とされる |
| 分子式 | C21H30O2 | C21H30O2。同じ |
| 分子量 | 314.5 | 314.5。同じ |
| CAS RN | 1972-08-3 | 7663-50-5。異なる |
CAS RN が異なることは、別の物質として登録されていることを示す。 分子式が同じでも、構造が異なれば別の物質である。
二重結合の正確な位置は、本ページでは一次資料で確認していない。 Δ6a(10a) という名称は、二重結合の位置を示すが、その位置の構造上の定義は、原典で確認する必要がある。
logP や溶解度は、本ページの調査では一次資料から確認できた値がないため記載しない。
異性体・類縁体
THC の異性体は、二重結合の位置で区別される。
| 物質 | 規制上の扱い(日本) |
|---|---|
| Δ9-THC | 麻薬(統制物質一覧) |
| Δ8-THC | 麻薬(統制物質一覧) |
| Δ7-THC | 麻薬(統制物質一覧) |
| Δ10-THC | 麻薬(統制物質一覧) |
| Δ6a(10a)-THC | 麻薬(統制物質一覧) |
| Δ6a(7)-THC | 麻薬(統制物質一覧) |
| Δ9(11)-THC | 麻薬(統制物質一覧) |
いずれも麻薬として統制物質一覧に掲載されている。 二重結合の位置が異なっても、規制上の扱いは同じである。
Δ3-THC との関係。 モノテルペン式の Δ3-THC は、現行のジベンゾピラン式では Δ6a(10a)-THC に当たると、データセットの調査記録は述べている。旧命名と現行命名の対応であり、別の物質ではない。
Δ6-THC との混同に注意する。 delta-6-THC は Δ8-THC の旧命名であり、Δ6a(10a)-THC とは別の物質である。括弧の有無で区別する。
天然存在
Δ6a(10a)-THC が天然に存在するかどうかは、本ページの調査では未確認。
EVALI 製品の分析では、非天然型の異性体として扱われている(Ciolino et al. 2021)。
市場流通物との違い
Δ6a(10a)-THC を含有する製品は、本ページの調査では未確認。
店舗の商品一覧(84 件)に、Δ6a(10a)-THC を含む商品はなかった。
Δ6a(10a)-THC は日本では麻薬であり、含有する製品の所持・販売は制度上認められない。
生成・由来
生合成
Δ6a(10a)-THC に当たる生合成経路は、本ページの調査では未確認。
半合成・合成
Δ6a(10a)-THC の合成経路は、本ページの調査では未確認。
発見・研究史
本ページでは、Δ6a(10a)-THC の初出の文献を確認していない。
1977 年には微生物変換と単離の報告がある。 微生物による変換のスクリーニングと、カンナビトリオールとともに行われた単離・構造決定が報告されている。
2021 年には EVALI 製品の分析がある。 ベイピング製品から、非天然型 THC 異性体として同定されている(Ciolino et al. 2021)。
分析・同定
Δ6a(10a)-THC の分析は、他の THC 異性体との分離を前提に設計する必要がある。
| 論点 | 内容 |
|---|---|
| 主な手法 | ガスクロマトグラフィーと質量分析の組み合わせ(GC-MS) |
| 分離が必要な対象 | Δ6a(10a) 体と Δ8 体と Δ9 体。その他の THC 異性体 |
| 定量の前提 | 異性体の分離が不十分な場合、合計値しか得られない |
| 参照標準 | 本ページでは供給状況を確認していない |
EVALI 製品の分析では、GC-MS による同定が行われている。 一連の非天然型 THC 異性体が、保持時間と質量スペクトルで区別されている(Ciolino et al. 2021)。
作用機序
受容体・酵素
Δ6a(10a)-THC の受容体結合データは、本ページの調査では未確認。
| 対象 | 確認できた事項 | 出典 |
|---|---|---|
| 受容体結合(Ki) | 本ページでは未確認 | 照会(取得日 2026-10-16) |
| 機能活性(EC50) | 本ページでは未確認 | 同上 |
| 微生物変換 | 358 の培養株のうち約 18% が Δ6a(10a)-THC を変換した | PMID 406841 |
| 代謝 | 本ページではヒトでの代謝を未確認 | 同上 |
微生物変換は、ヒトでの代謝を示すものではない。 微生物による変換と、ヒトでの代謝は別の測定である。
エビデンスレベル
L1〜L4 は本ページ独自の区分である。 外部の標準尺度ではなく、出典の種類を読者に示すために設けた。おおよその対応は次のとおり。
| レベル | 本ページでの意味 | 例 |
|---|---|---|
| L1 | ヒト介入研究 | 無作為化比較試験、対照試験 |
| L2 | ヒト観察研究 | 症例報告、疫学調査、横断調査 |
| L3 | 動物研究 | マウス、ラットでの行動・生理 |
| L4 | in vitro / in silico | 受容体結合、細胞、酵素、計算 |
区分は報告の種類を示すもので、結果の確からしさや効果の大きさを示すものではない。
- 分析法の開発(L4):EVALI 製品からの GC-MS による同定が報告されている。検出の手段であり、作用の測定ではない。
- 微生物変換(L4):358 の培養株を用いたスクリーニングが報告されている。微生物による変換であり、ヒトでの代謝ではない。
- ヒト介入研究(該当なし):Δ6a(10a)-THC 単独投与の介入試験は、本ページの調査では未確認。
研究状況
研究されている領域
Δ6a(10a)-THC の研究は、分析と微生物変換に集中している。
- 製品分析:EVALI 製品からの GC-MS による同定(Ciolino et al. 2021)
- 微生物変換:358 の培養株を用いたスクリーニング(PMID 406841)
- 単離と構造決定:カンナビトリオールとともに行われた検討(PMID 895385)
作用機序の検討は、本ページの調査では未確認。
ヒト研究
Δ6a(10a)-THC を対象としたヒト研究は、本ページの調査では未確認。
ClinicalTrials.gov を delta-6a で照会した結果は 0 件である(確認日 2026-10-16)。
データの限界
- 文献が少ない。 PubMed の照会では 10 件に満たない
- 作用のデータがない。 受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト介入試験のいずれも未確認
- 個別の数値を確認していない。 分析と微生物変換の報告は、作用の測定ではない
- 自社調査のデータがない。 データセットに Δ6a(10a)-THC の観測は存在しない
本ページは体系的レビューではない。 確認できた範囲を記録したものであり、Δ6a(10a)-THC の研究全体を網羅するものではない。
安全性
毒性
Δ6a(10a)-THC を対象とした反復投与試験や遺伝毒性試験は、本ページの調査では未確認。
「報告が少ない」と「安全である」は別の主張である。 報告の多少と、安全性の評価は別の測定である。
本ページは、Δ6a(10a)-THC の安全性を評価しない。
薬物相互作用
Δ6a(10a)-THC について確認された薬物相互作用は、本ページの調査では未確認。
特に注意が必要な対象
Δ6a(10a)-THC に固有の注意事項を示したデータは、本ページの調査では未確認。
Δ6a(10a)-THC は日本では麻薬であり、医療等の用途以外の使用は禁止されている。 注意事項の検討よりも、法令上の位置づけが優先する。
他のカンナビノイドとの違い
Δ6a(10a)-THC の位置づけは、Δ9-THC との差として整理される。
| 物質 | Δ9-THC との関係 | 規制上の扱い(日本) |
|---|---|---|
| Δ9-THC | 基準 | 麻薬 |
| Δ8-THC | 二重結合の位置が異なる異性体 | 麻薬 |
| Δ7-THC | 二重結合の位置が異なる異性体(不活性とされる) | 麻薬 |
| Δ10-THC | 二重結合の位置が異なる異性体 | 麻薬 |
| Δ6a(10a)-THC | 二重結合の位置が異なる異性体 | 麻薬 |
異性体であることは、作用が同じであることを意味しない。 ただし、Δ6a(10a)-THC の作用は未確認ため、比較することもできない。
Δ6-THC との混同に注意する。 delta-6-THC は Δ8-THC の旧命名であり、Δ6a(10a)-THC とは別の物質である。括弧の有無で区別する。
法的位置づけ
日本
確認日:2026-10-16
Δ6a(10a)-THC は麻薬である。
厚生労働省の統制物質一覧(令和6年12月12日現在)には、Δ6a(10a) THC が N(Narcotic、麻薬)として掲載されている。
同じ一覧には、次の物質も麻薬として掲載されている。
| 物質 | 区分 |
|---|---|
| Δ9 THC | N(麻薬) |
| Δ8 THC | N(麻薬) |
| Δ7 THC | N(麻薬) |
| Δ10 THC | N(麻薬) |
| Δ6a(10a) THC | N(麻薬) |
| Δ6a(7) THC | N(麻薬) |
| Δ9(11) THC | N(麻薬) |
THC の異性体は、いずれも麻薬として扱われる。 研究の多少にかかわらず、規制上の扱いは同じである。
罰則
麻薬に該当する場合の罰則は、麻薬及び向精神薬取締法による。本ページでは、条文の逐条確認を行っていない。 最新の内容は e-Gov の現行条文で確認する必要がある。
一次資料
- 厚生労働省「統制物質一覧」(令和6年12月12日現在)。
Δ6a(10a) THCをN(麻薬)として掲載。https://www.ncd.mhlw.go.jp/dl_data/keitai/cotrolled_substances_list20241212%20.pdf - e-Gov 法令検索「大麻草の栽培の規制に関する法律」(昭和23年法律第124号)。大麻草と大麻の定義を含む。https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000124
- e-Gov 法令検索「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(昭和35年法律第145号)。https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000145
規制の経緯
| 日付 | 区分 | 出来事 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 2024-12-12 | 確認 | 統制物質一覧(令和6年12月12日現在)に Δ6a(10a) THC が麻薬として掲載されている | 厚生労働省 |
Δ6a(10a)-THC の個別の指定経緯は、本ページの調査では確認していない。 統制物質一覧への掲載を確認したものであり、指定の省令番号は特定していない。
海外
国際条約上の扱いは、本ページでは一次資料で確認していない。
米国の連邦法上の位置づけは、本ページでは一次資料で確認していない。
海外で流通していることは、日本の合法性を示すものではない。 Δ6a(10a)-THC は日本では麻薬であり、海外の規制状況を日本の扱いと同一視しない。
市場・社会動向
Δ6a(10a)-THC を含有する製品は、本ページの調査では未確認。
店舗の商品一覧(84 件)に、Δ6a(10a)-THC を含む商品はなかった。
市場で生じている論点
- 非天然型異性体の検出。 EVALI 製品から、非天然型 THC 異性体として同定されている
- 名称の混同。
delta-6-THCは Δ8-THC の旧命名であり、Δ6a(10a)-THC とは別の物質である。括弧の有無で区別する - 表示の不確かさ。 ラベルの名称は、含有成分の同定結果ではない
観測と推論は区別する。市場の拡大や縮小を、本ページのデータから因果として述べることはできない。
独自調査
本セクションのデータは自社調査であり、第三者研究ではない。査読を受けていない一次データである。検索指数は、使用者数、販売量、市場規模を直接示すものではない。
Δ6a(10a)-THC については、データセットに観測が存在しない。 監査サマリーには Δ6a(10a)-THC が含まれず、trend_observations.csv にも Δ6a(10a)-THC の行はない。したがって本節では、数値を掲載しない。
本節の主張には、観測と解釈を区別するため次のラベルを付す。
| ラベル | 意味 | 本節での対象 |
|---|---|---|
| OBSERVED | 測定・観測された事実 | データセットの記録範囲 |
| DERIVED | データセットが記録した集計値 | 該当なし |
| INTERPRETATION | 観測からの解釈 | 該当なし |
| HYPOTHESIS | 未検証の仮説 | 該当なし |
調査方法
研究質問:日本国内における Δ6a(10a)-THC の Google 検索関心は、どのように推移したか。
データセットに Δ6a(10a)-THC の観測が存在しないため、本ページはこの質問に答えない。 検索動向の数値は掲載しない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| データソース | 該当なし(データセットに Δ6a(10a)-THC の観測がない) |
| 検索クエリ | 該当なし |
| 取得期間 | 該当なし |
| 集計に用いた run | 該当なし |
観測がないことは、関心がないことを意味しない。 データセットの収集対象に含まれていないだけである。
データセット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Japan Cannabinoid Platform Trends Dataset 2026: Google Trends and YouTube Evidence from Japan |
| Version | 1.13.2 |
| 公開日 | 2026-10-15 |
| 著者 | KATO, Kyoji |
| ライセンス | CC-BY-4.0 |
| DOI | 10.5281/zenodo.23390594 |
| URL | https://doi.org/10.5281/zenodo.23390594 |
本ページは、このデータセットから Δ6a(10a)-THC の数値を引用していない。 データセットに Δ6a(10a)-THC の観測が存在しないためである。
検索動向
データセットに Δ6a(10a)-THC の観測が存在しないため、本ページは検索動向の数値を掲載しない。
監査サマリーに収録された 14 物質に Δ6a(10a)-THC は含まれない。trend_observations.csv と platform_coverage.csv にも含まれない。
観測がないことは、関心がないことを意味しない。 データセットの収集対象に含まれていないだけであり、検索関心の有無を示すものではない。
SNS動向
データセットに Δ6a(10a)-THC の観測が存在しないため、本ページは SNS の件数を掲載しない。
プラットフォーム:X 状態:公開対象外
データセットの公開スコープに X は含まれていない。本ページは、X の観測値を掲載しない。
SNS の件数は、物質の需要、危険性、社会的関心を直接示すものではない。件数の多さを危険性の指標として使わない。
COA
COA(Certificate of Analysis)は、製品に含まれる成分を分析した証明書である。本ページで書いてよいのは、COA の一般的な読み方と限界である。
Δ6a(10a)-THC を含有する製品は、本ページの調査では未確認。 COA の読み方のうち、Δ6a(10a)-THC に固有の項目はない。
COA を読むときに区別すべきこと
- 原料 COA は、販売製品ごとの検査結果ではない
- サプライヤーによる分析は、当店自身による分析ではない
- 商品の設計意図は、医学的効果ではない
- 分析結果の数値は、製品の純度や安全性を保証するものではない
この記録について
更新条件
以下が判明した場合は本ページを見直す。
- Δ6a(10a)-THC の受容体結合親和性(Ki)または機能活性(EC50)の報告
- Δ6a(10a)-THC の自社調査データの収集(Google Trends、YouTube)
- ヒトでの薬物動態の新規報告
- 個別の臨床試験の結果(対象、介入、評価項目)
- 反復投与や長期投与の動物試験、遺伝毒性試験の報告
- 麻薬としての指定経緯(省令番号、施行日)
- 指定薬物の追加指定、削除、指定内容の変更(省令・官報)
- 規制当局による Δ6a(10a)-THC の安全性評価の公表
- 自社調査データの更新。とくに引用したデータセット DOI の到達性とバージョンの確認
- 四半期ごとの規制と主要 DOI のスポットチェック(引用した全識別子を対象とする)
- 12 ヶ月ごとの定期確認(最終確認日を更新する)
更新責任:Routeflags 編集(記事最終更新日に準拠)。変更ログは本ページの変更ログ表で管理する。版番号は、本文の実質(主張・数値・出典・規制記述)が変わったときに上げる。誤字脱字のみの修正では上げない。
文献方法ノート
本ページは体系的レビューではなく、参照ページである。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象データベース | PubChem、PubMed、ClinicalTrials.gov、e-Gov 法令検索、厚生労働省 |
| 対象期間 | 制限なし(公表年を問わず、一次資料を優先) |
| 主要検索語 | Δ6a(10a)-THC、delta-6a(10a)-tetrahydrocannabinol、delta6a(10a)-THC、指定薬物、麻薬 |
| 採否基準 | 査読論文は DOI または PMID で到達できるもの。公的資料は文書番号または省令番号を持つもの。略語が一致しただけの文献は採用しない |
| 最終検索日 | 2026-10-16 |
| 取得日の記録 | データベース照会と臨床試験登録は取得日(2026-10-16)を付す |
情報源の系統は、化学情報を PubChem、薬理と分析を PubMed 系の査読論文、日本規制を厚生労働省と e-Gov とした。網羅的な検索式や PRISMA 手順は用いていない。
規制の記述では、確認できた事項と未確認の事項を分けた。 統制物質一覧への掲載は、厚生労働省の PDF で確認した。麻薬としての指定経緯(省令番号、施行日)は、未確認である旨を本文に明記している。
エビデンスグリッド
「引用しやすさ」は、識別子(DOI・PMID・省令番号)で到達でき、数値の条件が本文に書かれている度合いを指す。高は本文から直接引用できる水準、中は条件の確認や原典の参照が要る水準である。
| 領域 | 主なレベル | 引用しやすさ |
|---|---|---|
| 化学的同一性 | データベース登録(PubChem) | 高(CID、分子式、分子量、CAS RN、InChIKey を照会済み) |
| 製品分析 | L4(分析化学) | 中(EVALI 製品からの同定。作用の測定ではない) |
| 微生物変換 | L4(微生物) | 中(358 株のスクリーニング。ヒトでの代謝ではない) |
| 受容体薬理 | 該当なし | 該当なし(本ページでは未確認) |
| ヒト介入研究 | 該当なし | 該当なし(登録も報告もない) |
| 薬物相互作用 | 該当なし | 該当なし(データなし) |
| 日本規制 | 一次法規制資料 | 高(統制物質一覧への掲載を確認。指定経緯は未確認) |
| 自社調査(検索動向) | 該当なし | 該当なし(データセットに観測がない) |
変更ログ
| Version | 日付 | 変更点 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1.5 | 2026-10-20 | FAQ の回答を本文の言い換えに修正(逐語重複の解消) | 段落の重複レビュー P1 への対応(指摘: sites/thch-vape/issues/20261020_duplicate_review_substance-pages.md) |
| 1.4 | 2026-10-20 | 冒頭の「商品への導線を置かない」断定を削除 | 冗長表現の整理(利益相反の明示と重複するため。指摘: documents/plan/20261020.md) |
| 1.3 | 2026-10-17 | 公開本文に残っていた内部ファイル名(監査サマリーのパス・内部キー名)を、監査サマリーの呼び方に置き換え | C7 公開本文の衛生 |
| 1.2 | 2026-10-17 | 公開本文の探索範囲内の未確認表現を「未確認」に統一。出典リスト・対比表現(確認できたことと未確認のこと)・該当なしの記述も同じ語にそろえた | DDD の用語整理とバリデーションスキルの C32 表現との整合 |
| 1.1 | 2026-10-16 | 引用可能な範囲の表から「医療助言としての二次利用」の行を削除し、表の外に推奨文を記載 | ライセンス条件と利用時の注意の整理 |
| 1.0 | 2026-10-16 | 初稿。Δ9-THC との異性体関係を軸に構成。EVALI 製品の分析と微生物変換の報告を確認。日本規制は麻薬としての統制物質一覧への掲載を確認。自社調査のデータセットに観測がないため、検索動向の数値は掲載しない方針を明記 | 新規作成 |
引用時はこの Version と最終確認日(2026-10-17)を併記する。
引用方法
推奨引用形式:
KATO, Kyoji (ORCID: 0009-0007-5131-0374) (2026). 「Δ6a(10a)-THCとは」. リキッド通販ショップ 物質辞典 [Report]. Routeflags Co., Ltd. https://www.thch-vape.shop/guide/substance/delta-6a10a-thc (最終更新: 2026-10-17 / Version 1.3 / ライセンス: CC-BY-4.0 / DOI: 未発行)
引用可能な範囲
| 対象 | 引用の条件 |
|---|---|
| 本文(化学的整理、法的位置づけの整理) | CC-BY-4.0。科学的・規制情報の出典整理として引用可 |
| 当社が公開するデータセットに記録された集計値 | 該当なし(本ページは自社調査の数値を掲載していない) |
| Google Trends から取得した指数そのもの | 提供元の条件による。本ページのライセンスは及ばない |
| 引用した論文・公的資料 | それぞれの著作物の条件による |
本ページは医療助言を目的として作成されたものではない。二次利用に際しても、科学的知見の限界を踏まえ、医療上の効果や安全性を保証する情報として扱わないことを推奨する。
引用の際の注意:本ページは Δ6a(10a)-THC の有効性や安全性を評価していない。分析法の開発を、作用の確認として引用しないこと。
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FAQ
Δ6a(10a)-THCとは何ですか
Δ9-THC の二重結合の位置だけが異なる異性体です。分子式は C21H30O2、分子量は 314.5 で、Δ9-THC と同じです。側鎖はペンチル基(炭素数 5)のままとされます。EVALI 製品の分析では、非天然型 THC 異性体として同定されています。作用機序の検討は未確認です。日本では麻薬です。
Δ6a(10a)-THCはどんな作用がありますか
未確認です。受容体結合、機能活性、動物試験、ヒト研究のいずれも、Δ6a(10a)-THC を対象としたものは本ページの調査では未確認です。確認できているのは、EVALI 製品からの同定と、微生物による変換の報告です。これらは検出の手段と代謝の検討であり、作用の測定ではありません。
Δ6a(10a)-THCは日本で規制されていますか
はい。麻薬です。Δ6a(10a) THC の掲載は、厚生労働省の統制物質一覧(令和6年12月12日現在)で確認できます。区分は N(麻薬)です。Δ9-THC、Δ8-THC、Δ7-THC、Δ10-THC、その他の THC 異性体も、いずれも麻薬として掲載されています。規制上の扱いは、研究の多少によって変わりません。医療等の用途以外の使用は禁止されています。
Δ6a(10a)-THCの検索動向はどうなっていますか
本ページでは掲載していません。自社調査のデータセットには、Δ6a(10a)-THC の観測がありません。観測の欠如は、関心がないことを示すものではありません。データセットの収集対象に入っていないことによるものです。
Δ6a(10a)-THCは安全ですか
反復投与試験や遺伝毒性試験について、Δ6a(10a)-THC を対象とした報告は未確認です。「報告が少ない」と「安全である」は別の主張です。Δ6a(10a)-THC は日本では麻薬であり、医療等の用途以外の使用は禁止されています。
Δ3-THCとΔ6a(10a)-THCは同じですか
同じ物質を指します。Δ3-THC はモノテルペン式(旧命名)であり、現行のジベンゾピラン式では Δ6a(10a)-THC に当たります。命名の体系が新旧で異なるだけで、物質としては同一です。名称だけでは区別できないため、InChIKey などの識別子で確認する必要があります。
Δ6-THCとΔ6a(10a)-THCは同じですか
別の物質です。delta-6-THC は Δ8-THC の旧命名であり、Δ6a(10a)-THC とは別の物質です。括弧の有無で区別します。delta-6-THC は CID 638026(Δ8-THC)に解決され、delta6a(10a)-THC は CID 9861658 に解決されます。名称の近さで取り違えないでください。
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