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今週のサイケデリック記事
概況
米国では、国防権限法(FY2027)への付帯修正や国防総省プログラムの延長可決など、連邦レベルの政策が相次ぎました。退役軍人省(VA)は進行中の試験数を公表し、ルイジアナ州はオピオイド和解金をサイケデリック研究に投入する動きを開始。規制・資金の両面で下地が整いつつあります。研究面では、難治性PTSDの退役軍人を対象にした小規模試験で注目の一次結果が報告され、性差を踏まえた研究設計の必要性も提起されました。カルチャー面では、5-MeO-DMTの台頭をたどる新刊や、物質非使用の治癒プロトコルの議論が続いています。
研究・臨床
- 難治性PTSDの退役軍人12名を対象に、二回のシロシビン投与後1カ月時点で9名が診断基準を満たさなくなったと報告。安全性確認を主目的とした小規模試験であり、前向きなシグナルである一方、効果検証としては予備的段階にとどまります。参照元
- 女性の生物学、ホルモン、トラウマ、月経周期を取り込んだフレームワークの重要性が提案され、アウトカムと安全性向上に向けた研究設計の再考が促されています。参照元
規制・政策
- 連邦下院がFY2027国防権限法にサイケデリック関連の修正を付帯。
- 退役軍人省のDoug Collins長官が、同省で進行中の試験が20件あるとアピール。
- ルイジアナ州はオピオイド和解金をサイケデリック研究に充当開始。研究から生まれる成果の利益の20%を州が得る方針を示しました。
- 下院は国防総省のサイケデリック研究プログラムの2033年までの延長を可決。一方で、スケジュールI物質の「Right to Try」拡大は否決。
- FDAがResilient PharmaceuticalsのMDMA申請について、新規試験を要さず再申請を認める可能性が示唆されました。
- マサチューセッツ州では、パイロットプログラムに関する2つの法案が並行して前進。
- 上院の特許法案は、医薬品の独占期間に影響しうる論点を含み、市場参入時期の見通しに波及する可能性が指摘されています。
ビジネス・企業動向
- FDAがMDMA再申請を新規試験なしで受理する可能性は、Resilient Pharmaceuticalsを含む関連企業の開発タイムラインや資本配分に影響を与える論点として注視されます。参照元
- ルイジアナ州の「研究成果の利益20%取得」方針は、公的資金と民間主体の共同研究・ライセンス契約の設計に実務的な検討を促しそうです。参照元
- VAで進行中の試験が20件という事実は、治験実施体制やデータ基盤の拡充ニーズを示し、CROや治験サイト、デジタル評価ツールなど周辺プレイヤーにも波及が見込まれます。参照元
市場・カルチャー
- 5-MeO-DMTの台頭をたどるノンフィクション『Ego Trip』が刊行。地下経済から大手製薬に至るまでの流通・関心の広がりが描かれ、供給、生物資源、倫理をめぐる議論の素材となりそうです。参照元
- 物質非使用の「通過儀礼」を携帯型に展開する試みが紹介され、コミュニティ、ストーリーテリング、身体性を通じたケアの在り方が議論されました。参照元

