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物質辞典

THCH(規制物質)とは

公開 2023.11.03更新 2026.09.09コメント受付中
THCH(規制物質)とは

記事本文

成分名・基本情報

THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)とは

項目内容
日本語名称テトラヒドロカンナビヘキソール
英語名称Tetrahydrocannabihexol
略称THCH
分類フィトカンナビノイド/THC同族体
主な由来Δ9-THCHは大麻草由来試料から単離された報告がある。市場流通品は天然抽出・半合成・合成の判別が必要
主な異性体Δ9-THCH、Δ8-THCH
構造上の特徴THCに類似し、炭素6個のヘキシル側鎖を持つ
日本での規制指定薬物
公布日2023年7月25日
施行日2023年8月4日
国内での販売医療等の法令で定める用途を除き原則禁止
医薬品としての承認THCHを有効成分とする承認医薬品は確認できない
ヒト臨床研究有効性・安全性を確立するヒト臨床研究は確認できない
関連成分Δ9-THC/Δ8-THC/THCB/THCP/CBDH/HHCH
最終確認日2026年9月9日

重要事項

Δ9-THCHおよびΔ8-THCHは、2023年7月25日に指定薬物として指定され、同年8月4日に規制が施行されました。現在、日本国内では、医療等の法令で定める用途を除き、THCHおよびTHCHを含む製品の製造、輸入、販売、授与、所持、購入、譲受け、使用などが原則として禁止されています。

当店ではTHCHを含む製品を取り扱っていません。本記事は、過去に流通した成分について科学的・制度的な情報を記録するものであり、購入または使用を推奨するものではありません。

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概要

THCHとは何ですか?

THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)は、THCと類似した化学構造を持ち、アルキル側鎖が炭素6個のヘキシル基になっているカンナビノイドです。一般的なΔ9-THCが炭素5個のペンチル側鎖を持つのに対し、THCHは炭素が1個多い構造を持ちます。

Δ9-THCHは以前から合成研究の対象となっていましたが、2020年には大麻草由来試料からの単離・同定が報告されました。ただし、「植物から単離されたこと」と「人体への有効性や安全性が確認されたこと」は別です。

THCH単独については、ヒトでの作用、有効量、安全量、薬物動態、長期的影響などが十分に解明されていません。日本ではΔ9-THCHとΔ8-THCHの両方が指定薬物として規制されています。


化学的な基本情報

項目内容
主な対象Δ9-THCH
分子式C₂₂H₃₂O₂
分子量328.49 g/mol
CAS登録番号36482-24-3(Δ9-THCH)
PubChem CID161906(Δ9-THCH)
IUPAC名(6aR,10aR)-3-hexyl-6,6,9-trimethyl-6a,7,8,10a-tetrahydrobenzo[c]chromen-1-ol
化学分類古典的カンナビノイド/THCのヘキシル同族体
構造上の特徴Δ9-THCのペンチル側鎖より炭素が1個多いヘキシル側鎖を持つ
前駆体大麻草内での直接的な酸性前駆体と生合成経路は十分に確立していない
主要代謝物マウスではC11位の水酸化・酸化を中心とする代謝物が報告されている。ヒトの主要代謝物は不明
天然での存在Δ9-THCHは大麻草由来試料からの単離報告がある
Δ8-THCHの天然存在明確に確立していない
水への溶解性信頼できる実測値を確認できない
融点・沸点信頼できる実測値を確認できない

どのように生成されるか

植物内での生合成

主要なカンナビノイドでは、CBGAを起点としてTHCA、CBDA、CBCAなどが生成されます。

CBGA
 ├─→ THCA ─→ THC
 ├─→ CBDA ─→ CBD
 └─→ CBCA ─→ CBC

THCHについては、炭素6個の側鎖を持つ前駆物質から酸性型のTHCHが生成され、脱炭酸によってTHCHになる経路が考えられます。

ヘキシル側鎖を持つ前駆物質
           ↓
  酸性型THCHと考えられる物質
           ↓ 脱炭酸
         THCH

ただし、THCHの植物内生合成は、THCやCBDほど十分に解明されていません。

  • 出発物質:詳細不明
  • 直接的な酸性前駆体:十分に確立していない
  • 関係する酵素:詳細不明
  • 植物内での生成量:品種別の十分なデータなし
  • 光・熱・酸化による変化:THCH固有の安定性データは限定的

市場に流通していたTHCHが、天然抽出、半合成または全合成のどれに由来するかは、商品名や表示だけでは判断できません。

発見と研究の経緯

年出来事根拠資料
1940年代THCのアルキル側鎖を変更した同族体・類似体の合成研究が行われるAdamsらによるTHC同族体研究
1988年Δ8およびΔ9のn-ヘキシルTHCをマウスに投与した代謝研究が発表されるBrown & Harvey, 1988
2020年Δ9-THCHが大麻草由来試料から単離・同定されるLincianoら, 2020
2022年秋当社X調査でTHCH関連投稿の増加を観測当社X標本調査
2023年7月25日日本で指定薬物とする省令が公布される厚生労働省
2023年8月4日Δ9-THCHおよびΔ8-THCHの規制が施行される厚生労働省
2023年11月Google Trendsで日本国内の検索関心が最大値を記録当社Google Trends調査

分析・同定

THCHの研究・法科学的な分析では、目的に応じて次の方法が使用されます。

  • ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC-MS)
  • 液体クロマトグラフィー質量分析法(LC-MS/MS)
  • 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
  • 核磁気共鳴分光法(NMR)
  • 赤外・紫外分光法
  • 分析用標準品との比較
  • 保持時間と質量スペクトルの照合

THCHにはΔ8体とΔ9体があり、ほかにも構造の近いカンナビノイドが存在します。そのため、分子量だけでは異性体を識別できない場合があります。

類似する異性体を識別するには、標準品、保持時間、質量スペクトル、フラグメント、NMRなど、複数の分析情報が必要になる場合があります。

一般的なTHC検査が、そのままTHCHを正確に検出・定量できるとは限りません。また、製品表示にTHCHと書かれていても、個別の機器分析を行わなければ、実際の含有成分や濃度を確認できません。


作用機序

関係が研究されている受容体・酵素

標的報告されている関係研究段階出典
CB1受容体Δ8-THCHについて受容体結合研究が報告されているin vitroTHC同族体の構造活性相関研究
CB2受容体THCH固有の十分な情報を確認できない不明—
TRPV1THCH固有の研究を確認できない不明—
TRPA1THCH固有の研究を確認できない不明—
5-HT受容体THCH固有の研究を確認できない不明—
CYP酵素ヒトにおける主要代謝酵素は不明不明—
その他THCH固有の十分な研究を確認できない不明—

Δ8-THCHはJWH-124またはΔ8-parahexylとも呼ばれ、CB1受容体との結合に関するin vitro研究が報告されています。

ただし、受容体への結合値だけでは、人体における作用の強さ、持続時間、安全性、依存性または毒性を判断できません。Δ8-THCHに関する結果をΔ9-THCHへそのまま適用することもできません。

エビデンスの区分

確認事項エビデンス
化学構造化学分析で確認されている
大麻草由来試料からのΔ9-THCH単離査読付き原著論文で報告されている
CB1受容体との相互作用一部の異性体についてin vitro研究がある
代謝マウス研究がある
動物での薬理作用限定的
ヒトでの精神作用詳細不明
ヒトでの薬物動態不明
ヒトでの有効量不明
ヒトでの安全量不明
ヒトでの治療効果確立していない

試験管内や動物で得られた結果は、そのまま人への効果を証明するものではありません。


研究されている領域

研究領域研究内容到達段階主な限界
化学的同定大麻草由来試料からの単離と構造解析化学研究報告数が少ない
構造活性相関THC同族体の側鎖長と受容体結合の関係in vitro人体での作用とは一致しない場合がある
代謝n-ヘキシルTHCを投与したマウスの肝代謝物動物研究ヒトへ直接適用できない
精神作用THCとの構造類似性などから研究対象となるヒト研究不明客観的なヒトデータがない
医療利用有効性を評価した臨床試験を確認できない未確立用量・有効性・安全性が不明
急性毒性THCH単独のヒトデータは不明未確立製品中の他成分を分離しにくい
長期毒性不明未確立長期的なヒトデータがない
薬物相互作用不明未確立ヒト代謝酵素が確立していない
化学研究 → in vitro研究 → 動物研究 → ヒト観察研究 → 臨床試験
                                      ↑
                         THCHは主にこの前段階

現時点で、THCHが特定の疾患に有効であると判断できる科学的根拠は確認できません。


THC・CBDなどとの違い

THCHとΔ9-THCの違い

比較項目Δ9-THCHΔ9-THC
正式名称Δ9-TetrahydrocannabihexolΔ9-Tetrahydrocannabinol
主な由来大麻草由来試料から微量成分として単離報告あり大麻草の主要な精神作用成分
分子式C₂₂H₃₂O₂C₂₁H₃₀O₂
分子量328.49 g/mol314.46 g/mol
アルキル側鎖炭素6個のヘキシル基炭素5個のペンチル基
前駆体植物内での直接的前駆体は十分に確立していないTHCA
CB1との関係一部の異性体について結合研究あり部分作動薬として広く研究されている
CB2との関係十分な情報なし部分作動薬として研究されている
精神作用ヒトでの程度は不明確認されている
研究量非常に少ない比較的多い
ヒト臨床研究確立していない多数存在する
日本での規制指定薬物麻薬規制および製品の残留限度値制度

「THCHはTHCの○倍強い」という情報が流通していますが、受容体結合、動物試験、主観的体験など、異なる指標が混同されている可能性があります。

THCHが人に対してTHCの何倍作用するかを確定した、信頼性の高い比較臨床試験は確認できません。

薬物相互作用

  • THCHのヒト代謝に関係する酵素:不明
  • 相互作用が確認された医薬品:不明
  • CYP酵素への阻害・誘導作用:不明
  • 併用時の安全性:不明

THCの代謝情報からTHCHの相互作用を推測することはできますが、確認された事実として記載することは適切ではありません。

特に注意が必要な対象

安全性データが不足しているため、以下の対象について安全性を判断できません。

  • 妊娠中・授乳中の人
  • 未成年者
  • 高齢者
  • 心血管疾患などの基礎疾患がある人
  • 精神疾患の既往がある人
  • 医薬品を使用している人
  • 運転や機械操作を行う人

妊娠中の胎盤移行、母乳移行、胎児・乳児への影響も不明です。

データの限界

  • ヒト臨床研究がほとんど確認できない
  • 安全量と有害量が確立していない
  • 長期使用データがない
  • 市場流通品の表示と実成分が一致するとは限らない
  • 他のカンナビノイドや不純物が含まれる可能性がある
  • 製品によって純度や濃度が異なる
  • 体験談から因果関係を証明できない
  • THC一般の研究結果をTHCHへ直接適用できない

日本における法的位置づけ

法規制の最終確認日:2026年9月9日

確認項目内容
麻薬及び向精神薬取締法THCH固有の中心的な規制根拠ではなく、医薬品医療機器等法上の指定薬物として規制
医薬品医療機器等法第2条第15項に規定する指定薬物に該当
指定薬物Δ9-THCH、Δ8-THCHともに対象
包括指定カンナビノイド系化合物の包括指定対象に包含され、引き続き規制
THC残留限度値との関係THCHは別途、指定薬物として規制されるため、Δ9-THC残留限度値以下であってもTHCH規制が解除されるわけではない
製造医療等の用途を除き原則禁止
輸入医療等の用途を除き原則禁止
販売・授与医療等の用途を除き原則禁止
購入・譲受け医療等の用途を除き原則禁止
所持・使用医療等の用途を除き原則禁止
公布日2023年7月25日
施行日2023年8月4日

規制の経緯

日付法令・行政上の動き出典
2023年7月24日指定薬物部会で指定の適否を審議厚生労働省
2023年7月25日Δ9-THCHおよびΔ8-THCHを指定薬物とする省令を公布厚生労働省令第98号
2023年8月4日規制施行厚生労働省
2023年8月31日以降個別条文から名称が削除された後も、包括指定対象として規制を継続厚生労働省「指定薬物一覧」

厚生労働省は、施行後、対象物質および対象物質を含む製品の製造、輸入、販売、所持、使用などが原則禁止されると説明しています。

個別名称が省令の条文から削除されていても、規制が解除されたことを意味しません。

本項は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別案件に対する法律相談ではありません。最新情報は厚生労働省、e-Gov法令検索または専門家へご確認ください。


日本国内におけるTHCHのトレンド

THCHは、2022年後半から2023年にかけて、日本のSNSや検索で関心を集めた新興カンナビノイドの一つです。

当社がGoogle Trends、XおよびYouTubeの公開データを調査したところ、THCHの国内トレンドには、次の二つの段階が確認されました。

  1. 2022年秋から2023年7月までの商品・成分としての流行
  2. 2023年11月のHHCH報道や規制議論に伴う関連語としての再注目
時期Google Trends指数状況
2023年7月42検索関心が上昇
2023年8~10月月別数値未記載上昇・継続期間
2023年11月100調査期間内の最高値
2023年12月7前月から急落
2024年以降0~2低水準で横ばい

Google Trendsの指数は検索件数ではありません。指定した地域と期間において、検索関心が最も高かった時点を100とした相対値です。

2023年7月     42
      ↓
2023年11月   100
      ↓
2023年12月     7
      ↓
2024年以降   0~2

この結果だけを見ると、国内検索におけるTHCHの頂点は2023年11月です。ただし、11月のピークはTHCH商品の再流行ではなく、HHCHを含むグミの報道や規制議論において、THCHが比較対象として言及された影響を含む可能性があります。

Google Trendsだけでは、2023年11月のピークを発生させた直接的な原因を特定できません。

X調査の概要

項目内容
調査期間2022年6月~2024年1月
調査月数20か月
抽出方法各月から5日を抽出
抽出日数合計100日
取得レコード数5,387件
ユニーク投稿ID数5,156件
ユニークアカウント数1,065件
月間推計方法抽出5日間の平均取得数×各月の日数
詳細分析対象462件
詳細分析対象の投稿者248件
地域判定日本国内への限定条件は確認できない
言語判定日本語以外の投稿も一部含まれる
Bot除外基準不明

Xにおける月次推計

月1日平均月間推計推計区間
2022年6月5.2件156件85~227件
2022年7月3.8件118件71~165件
2022年8月14.6件453件318~587件
2022年9月26.4件792件609~975件
2022年10月81.0件2,511件1,890~3,132件
2022年11月91.2件2,736件2,535~2,937件
2022年12月95.6件2,964件2,794~3,133件
2023年1月96.0件2,976件2,759~3,193件
2023年2月100.0件2,800件以上の可能性取得上限到達
2023年3月100.0件3,100件以上の可能性取得上限到達
2023年4月100.0件3,000件以上の可能性取得上限到達
2023年5月100.0件3,100件以上の可能性取得上限到達
2023年6月100.0件3,000件以上の可能性取得上限到達
2023年7月100.0件3,100件以上の可能性取得上限到達
2023年8月20.4件632件485~780件
2023年9月11.4件342件226~458件
2023年10月8.0件248件173~323件
2023年11月11.0件330件258~402件
2023年12月6.6件205件123~286件
2024年1月6.2件192件111~274件

X上のTHCH関連投稿は、2022年8月から増え始め、同年10月以降に高い水準へ移行しました。2023年2月から7月までは、抽出した各月で1日平均が取得上限の100件に達しています。

規制が施行された2023年8月には推計632件まで減少し、9月以降は推計200~300件台を中心とする水準へ移行しました。

ただし、この集計には検索語の誤検出、関連投稿、日本語以外の投稿などが含まれます。また、取得上限に達した月は実際の投稿数を過小評価している可能性があります。

国内トレンドの段階

段階時期観測結果
出現期2022年6~7月月間推計118~156件
成長期2022年8~9月推計453件から792件へ増加
急増期2022年10~12月推計2,511~2,964件
高関心期2023年1~7月取得上限に近い、または到達
急減期2023年8月推計632件
収束期2023年9月~2024年1月推計192~342件
再注目2023年11月HHCH報道の文脈で高閲覧投稿が発生
2022年6~7月 出現
       ↓
2022年8~9月 増加
       ↓
2022年10月 急増
       ↓
2023年1~7月 高関心期
       ↓
2023年7月25日 省令公布
       ↓
2023年8月4日 規制施行
       ↓
2023年8月以降 投稿数が急減
       ↓
2023年11月 HHCH報道に伴う再注目

この時系列は、規制施行後にX上の関連投稿が減少したことを示します。ただし、法規制が減少の直接的原因であることまでは証明できません。

YouTubeにおける関連動画

指標集計結果
調査対象動画候補599件
THCH関連動画287件
関連判定率47.9%
Views合計2,002,321
関連動画数が最多の月2022年12月・24件
Views合計が最大の月2023年1月・469,964
Views合計が次に大きい月2023年11月・347,812

2023年11月には、YouTubeでもViews合計の増加が確認されました。Google検索およびX詳細データと共通する再注目が示されています。

ただし、Viewsが動画取得時点の累積再生数である場合、月内に発生した視聴数とは異なります。

検索順位、動画の取得日、重複排除方法およびViewsの基準時点が未確認のため、YouTubeの月間総視聴数とは表現できません。

国内トレンドの結論

当社調査では、THCHの国内トレンドは次のように整理できます。

THCHは2022年秋からX上で先行して広がり、2023年7~8月の規制後に商品・成分としての言及が減少しました。その後、2023年11月にHHCH関連報道の比較対象として、検索・SNS上で再び注目された可能性があります。

したがって、THCHには「商品・成分としての流行」と「規制・報道に伴う再注目」という異なる二つの山があったと考えられます。

調査上の注意

  • Google Trendsは検索回数ではなく相対指数です。
  • Xの月次値は、各月5日間の標本から算出した推計です。
  • 2023年2~7月は取得上限に達しており、実際の投稿数を過小評価している可能性があります。
  • 日本語以外の投稿や同綴りの別語が含まれます。
  • 投稿数は国内利用者数や販売数量を示しません。
  • Views合計は日本国内だけの閲覧数ではありません。
  • 検索・投稿の増加は、好意的関心だけでなく、規制や健康不安でも発生します。
  • 検索・SNSと法規制の時系列的な一致は、因果関係を証明しません。

海外での位置づけ

海外規制の最終確認日:2026年9月9日

国・機関位置づけ規制の概要確認日
米国全国一律のTHCH固有の位置づけは不明連邦法、類似物質規制、製造由来および州法の確認が必要2026年9月9日
カナダTHCH単独の明示的区分は確認できないCannabis Act等との関係を個別に確認する必要がある2026年9月9日
EUEU全域で統一されたTHCH固有の規制は確認できない加盟国の麻薬法・新精神作用物質規制によって異なる2026年9月9日
WHOTHCH単独の正式な依存性評価は確認できないTHC一般の評価とTHCH固有の評価を区別する必要がある2026年9月9日
国連THCHが名称により個別収載されていることは確認できない各国の国内法で別途規制される可能性がある2026年9月9日

海外で販売されていることは、安全性や合法性を示すものではありません。海外で合法とされる製品でも、日本への輸入や日本国内での所持が認められるとは限りません。


関連するカンナビノイド

生合成・構造上の関係

THC同族体
 ├─→ THCV:炭素3個の側鎖
 ├─→ THCB:炭素4個の側鎖
 ├─→ THC :炭素5個の側鎖
 ├─→ THCH:炭素6個の側鎖
 └─→ THCP:炭素7個の側鎖

よくある質問

THCHとは何ですか?

THCHは、THCに似た化学構造を持ち、炭素6個のヘキシル側鎖を持つカンナビノイドです。Δ9-THCHは、大麻草由来試料から単離されたことが報告されています。

THCHとCBDの違いは何ですか?

THCHはTHC型の環状構造とヘキシル側鎖を持ちます。CBDは開環型構造とペンチル側鎖を持つ別のカンナビノイドです。CBDには一定のヒト研究がありますが、THCHのヒト研究は極めて限定的です。

THCHとTHCの違いは何ですか?

主な構造上の違いはアルキル側鎖です。一般的なΔ9-THCは炭素5個、THCHは炭素6個の側鎖を持ちます。THCに比べて、THCHの作用、安全性および薬物動態に関する研究は不足しています。

THCHはTHCより強いのですか?

人に対する作用がTHCの何倍であるかを確定した、信頼性の高い比較臨床試験は確認できません。 受容体結合や構造上の特徴だけから、人体での作用を倍率で示すことはできません。

THCHに精神作用はありますか?

THCとの構造類似性や一部の受容体研究から精神作用が推測されています。ただし、ヒトにおける作用の強さ、有効量、持続時間は確立していません。

THCHは天然の大麻草に存在しますか?

Δ9-THCHは、2020年に大麻草由来試料から単離・同定されたことが報告されています。ただし、市場に流通していたTHCH製品が天然抽出物であったことを意味しません。

Δ8-THCHも天然に存在しますか?

Δ8-THCHが大麻草に天然成分として存在するかどうかは、明確に確立していません。

THCHは日本で合法ですか?

いいえ。Δ9-THCHとΔ8-THCHは、2023年8月4日から指定薬物として規制されています。医療等の法令で定める用途を除き、製造、輸入、販売、所持、購入、譲受け、使用などが原則禁止されています。

規制前に購入したTHCH製品を所持できますか?

規制施行後は、規制前に購入した製品であっても、医療等の用途を除く所持が原則禁止されます。個別案件は、厚生労働省、都道府県の薬務主管課、警察または弁護士へ確認してください。

THCHには医療効果がありますか?

THCHの治療効果を確立したヒト臨床試験は確認できません。 化学構造や基礎研究だけから、特定の病気に有効であると判断することはできません。

THCHは安全ですか?

安全な用量、副作用、長期的影響、依存性および薬物相互作用が十分に解明されていないため、安全とは判断できません。

THCHが最も検索されたのはいつですか?

当社のGoogle Trends調査では、日本国内の「THCH」検索関心は2023年11月に期間内の最高値を記録しました。ただし、HHCH関連報道に伴ってTHCHが比較対象として検索された影響を含む可能性があります。


免責事項

本記事は、THCHおよびカンナビノイドに関する科学的・制度的情報の提供を目的としており、特定製品の使用、購入、輸入、製造、販売、所持または治療利用を推奨するものではありません。

医学的判断については医師や薬剤師に、個別の法的判断については弁護士または所管行政機関にご相談ください。法令および研究情報は変更される可能性があるため、厚生労働省などが公表する最新情報をご確認ください。

当社による検索・SNS調査は、公開データを一定の条件で収集・集計したものです。投稿数、検索指数およびViewsは、実際の利用者数、販売数量、市場規模、成分の有効性または安全性を示すものではありません。

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